2014年7月30日水曜日

MANHOLE THEATER 顔合わせ


8月半ばから始まる稽古初日を前に、今週末顔合わせがある。

この半年、台本の打ち合わせやキャスト選出で何度か上京していたものの、キャストが勢揃いするのは初めてだ。

今年の夏はさらに熱くなりそうだ……。



2014年7月22日火曜日

あいときぼうのまち


映画「あいときぼうのまち」を観た。
東北大震災で大きな被害を受けた家族の物語だ。

時間軸は、主人公が生きる現代から祖母の若かりし頃、さらにその父親の三代に遡り縦横無尽に展開するが、土着する人々は、終戦間近のウラン採掘の史実と原子力発電というたった一つのテーマによって結ばれていく。

時間の流れを理解するまでは少々難解にも感じる映画だが、しっかりとそこに生きる人々の苦悩や生き様も描かれていて、脚本家の問題提起も伺える。

脚本は「戦争と一人の女」の監督でもある井上淳一氏でかつて共に映画に取り組んだ戦友だ。

毎日トークショーをやっているというこの作品、キャストスタッフの熱を感じた……。


2014年7月18日金曜日

原田芳雄


7月19日は芳雄さんの命日である。
お線香をあげて、色々な事を芳雄さんに報告する。

僕はもう少し頑張ってみます。

2014年7月16日水曜日

今日の講義


福岡監督がこんな話をされていた。

「演ずるとはどういうことか?」
シナリオに書かれている役は、欲望を持った普通じゃない人である。
そしてそれを演じようとする自分は普通の人だ。
だから特別な人間を演じる為にはもう一人の別の人格が自分を俯瞰し、橋渡ししてやらなければいけないと。

言葉の意味を考え、文字を繋ぎ合わすとこうなった。

普通の人+違う人+優れた人
(人) (非) (優)
俳優という字になった。

「俳優」という文字を分析した言葉に、「人に非ざる優れた者」と聞いたことはある。その時はへえ、それで? なんて思っていた。

だが、ようやく納得がいった。
監督は、俳優とはどういう語源かと説明したわけではなく、演じる事について話をしていただけだ。
でも、「俳優」という文字に辿り着いた。

真実を聞いたかもしれない……。
 

2014年7月12日土曜日

台本



Cast&Staffにはすでに今回の物語がどんな話かをデータで送ってあった。
しかし稽古に各自プリントアウトして持って来いとは言えないので、顔合わせまでに間に合わせようと今日はせっせと台本作りに励んでいた。

キャスト13名、スタッフ9名+αを大型ホッチキスで留め、さらに綴じたところにテープを貼った。

テープはきれいに見栄えよくと思って頑張ったが、この作業はちっともむいてない。どころか真っすぐにテープを貼れない。
それは僕が真っすぐじゃないからだ。

この台本だれがもらうんだろうと考えながらテープを貼るうちに、今度は誰にももらわれない台本があったら可哀相だと思い始める。


歪んでたり、曲がってたり、不出来でも我が子だよ、と心の中で呟いていた……。

2014年7月7日月曜日

今を生きる


人生とは不思議なものだ。

もうすぐ芳雄さんの命日で、その前後にはお線香でもあげに行きたいと思っていた。
するとちょうど命日に、東京で用事が出来てお墓参りも叶うことになった。

次の舞台に出演してくれる若手を探していて、あの人はどうだろうかと考えていたら、その本人からメールがあった。

なるようになる。
思うようになる。
出逢うべくして出逢う。

人生とはそんなものだ……。



2014年7月6日日曜日

タクシードライバー




「タクシードライバー」
7年ぶりの舞台公演が近づいてきた。
ようやく本も書き上げて、役者たちの反応も気になりだす。

前回は新宿ACBの元キャバレー店を舞台にキャバレーの話を書いたが、今度はタクシー会社の話である。

泣いて笑って、そんな芝居をこの暑い夏から稽古開始だ。
このブログでも「MANHOLE THEATER」Facebookでも進捗をお伝えしていきます。


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