2014年8月24日日曜日

講義

明日のキャリア演習の講義の為に京都へ移動中。

明日の時間割を見て、3時限の講義だったのかと慌てふためく。
しかも、そんなにも受講生がいるのかと頭を抱える。

まず最初の80分は喋り倒す。残りの80分×2は成り行きだ。

テーマは「生きる」
僕らは皆生きている。
幸せになる為だ。

その価値観は誰もが違う。でも、みんな幸せになる為に生まれてきたのだ。

宮本輝のエッセイにもあった。
人は様々な人々と惹かれあい出会って行く。
だが、その出会いは不思議と共通する価値観で繋がると…。
ヤクザな人はいつも荒っぽい人間と。
心のきれいな人は、いつも空を見上げるような無垢な人と。
駆け引きばかりすると人は、詐欺師のような人たちと。…僕らは必ずお互いで導き合う。

仕事もそうだ。
ひとりでコツコツ働く時計職人は
人見知りだからその仕事を選ぶわけじゃない。
時計職人は滅多に普通の人にサジを投げない科学者のような人なのだ。
だから彼の元には当然古いものを大切にする辛抱強い人たちが大切な時計を持って現れる。

僕らは出会いの中で生きている。
明日も明後日も、誰かと出会う。
幸せになるためにだ。
だからもしも自分の未来が不安になっても決して嘆いたり悲しむことは無い。時間は必ずいつか出会いを導く。

僕もそうだぞ。
50歳を目前に新たな出会いを求めて挑戦し始めたんだよ。

七年ぶりの稽古で今日は仲間達と歌を唄った。大きな声で歌ってみた。
楽しかったよ…。