2014年11月29日土曜日

ゴールド免許

免許の更新に行ってきました。
あっという間に終わりました。

2014年11月27日木曜日

インターステラー

クリストファー・ノーラン監督「インターステラー」を見た。

ブラックホール、五次元の世界、宇宙での時差、宇宙船の構造、どれもこれも想像の世界であって何一つ確かなものなんてないのだろうが、全てを納得してしまう映像と役者の力に圧倒される。

例えば、ブラックホールを見た事のある者は誰一人いない筈だ。
しかしそれを登場人物に見せて説明する事で観客の違和感を無くしてしまう。観客は登場人物が納得した時点で同じ感情で頷くのだ。

随所にSFという虚構を信じ込ませる工夫が凝られ、さらに物語に発展させる脚本力を感じてしまう。

人類を守る為の愛娘との別れは、やがて何十年の歳月を経て再会へと結ばれる。
それはまるで輪廻のようで、永遠の愛が起こす奇跡でもある。

父親が宇宙船の中で涙するシーンでは、どうしようもないほどの涙が溢れ出した。

……この作品、必見である。


2014年11月23日日曜日

再会

コンサートや様々なイベントの舞台監督をしている旧友にご招待戴き、馬場俊英さんの京都劇場コンサートを観させてもらった。

歌もさることながら舞台演出にも凝っていて、合間に出てくる影絵は『男と女の別れ』や『再会』が見事に演出されていて感動的でもあった。

その影絵となってスクリーン裏で演じている役者の一人は、僕の教え子でもあったので最後に馬場さんに紹介されるところでは少し胸が熱くもなった。

終わってから、招待してくれた旧友や役者たちと酒を飲んだ。
久しぶりの再会に昔話に花が咲き、嬉しくなって終電を乗り過ごした。

30年後の旧友はいつまでも変わらずにいて、会えずにいた時間はどこかに消えて、
妻の話だと僕らはずっと同じ話を何度も何度も繰り返していたと言う。

またいつの日か、必ず会おうねと僕らは別れた。


2014年11月22日土曜日

タツノオトシゴ

以前、妻に作ってもらった携帯ストラップ「タツノオトシゴ」を案の定、無くした。

立誠シネマで行われた「学びやピンク劇場」で高橋伴明監督作品を観て、そのあと、いまおかしんじ監督作品「つぐないー新宿ゴールデン街の女」も観て、両監督や出演者らに加え、あがた森魚さんまで登場し、さんざん酒を飲んだ日だ。

へべれけになって家に帰った翌朝、ストラップはどこかに消え失せていた。
妻にはしばらく言えずにいたが、思い切って打ち明けた。

その後、タクシー会社にも電話し、四条で吞んだ店も訪ねたが、それらしきストラップの落とし物はないと言われ、ついに「落とし子」をあきらめた。

数日後、妻が新たなストラップを作ってくれた。
無くすのが心配なら付けなければいいのだが、また付けた。


そのまたさらに数日後、ベッドの下から無くしたはずのストラップが現れた。
オトシゴには兄弟ができた……。






2014年11月21日金曜日

文章作法

文章作法という本を読んだ。
その中にこんな一節が有る。

「私たちには、読む人のない文章は書けない。
書く気になれない。

読む人のいない文章というものは、見る人のない絵のようなもので、無意味である。

書いた人にしかわからないような文章は、描いた画家にしかわからない絵と同じであって、それは書いた人の側に存在するのみで、読む人の側には存在しない。

それは盲人の前におかれた絵のごときものである。文章が文章として存在するためには、読んで理解する人がなくてはならない。

そうでなければ、半分の存在しかもたないことになる」



こう書かれてパチパチと打っている自分のこのブログは誰かに読まれているだろうかと考えた。
時々、FBには「ブログ更新しました」と読んで欲しい事をアピールするが、それは宣伝したい話が有る時にほぼ限っている。

FBなどの読む人のいる文章は、不特定多数からの反応を恐れ、今日の食事の写真や溺愛するペットの写真に変わり、今では世の中の情勢やおもしろ動画に移行した。
さらにLINEなるものは、言葉を排除し、スタンプなる絵での表現にまで発展している。

読む人のない文章は書く気になれないが、読まれるかどうかわからない文章なら、誰の眼も気にせず書いていける。

もしかすると、ブログは文章作法の練習には一番かもしれない……。



2014年11月20日木曜日

天才スピヴェット

大阪まで行って『天才スピヴェット』を観た。
京都シネマでもやっていたが、どうせなら少しでも大きなスクリーンで観たかった。


天才少年の生き様を語るのかと思いきやそうじゃない。

自分を非常に客観的に見ている幼い少年が、一大決心の末に旅に出る。
そして様々な困難と向き合い乗り越える冒険活劇だ。

人生はきっと冒険の連続に違いないのだ…。

2014年11月13日木曜日

写真撮影

大学の若手俳優たちのプロフィール写真を撮りに行った。
彼らは来春 俳優として上京する。

芝居などあまり経験した事の無かった若者たちが、こうして見るといつの間にか役者の顔になっている。

どんな仕事も、貪欲に、あきらめず、自分を信じたものだけが生き残る。
役者は芸術家でもアーティストでもクリエイターでもない。

役者は役者だ!