三回生 水上クラスでは、今年も俳優たちが奮闘し、スタッフたちにも助けられてか公演は好評のうちに幕を閉じた。
二回生の授業では、担当であったトモロヲさんと柄本さんの休講分を戴いて、学生らの芝居検証と戯曲読解を続けると、それが思いのほか楽しかった。しかも役者たちが手に取るように上手くなっていくのには、楽しさに増し、僕の喜びにさえ変わっていった。
そして、一回生のインプロ発表は、四回生たちがアシスタントに入ってくれて、楽しい時間を味わえた。
芝居っていうのは、好きにならなきゃ上手くはならない。
でなければ即興芝居を一つとってもその難しさに泣きたくなって逃げ出すに違いない。
「好きこそものの上手なれ」との言葉は江戸時代の浄瑠璃の稽古の事を指してのようだが、その頃から芸事の厳しさと上達の難しさは伝え続けられてきたのである。
さて、そんな僕が彼らと同じ歳の頃を思い返すと…
彼らよりずっとダメだった記憶ばかりが蘇るのだ。わははは